【自己紹介】大学生活における失敗談。新卒1年目の挫折と転職に至るまで。

ブラック企業就職編

はじめまして。このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

僕は現在、営業職として働いている23歳の新米社会人ーmaloneと申します。

このブログでは、僕自身が経験してきた新卒入社からのブラック労働による心身の破滅〜現職のホワイト環境を手に入れるに至った転職記、さらには主にBtoBの営業活動をする中で培ってきたスキルやノウハウなんかも交えながら、所謂Z世代の働き方や生き方について書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

まず、本記事は初回のご挨拶も兼ねて自己紹介をしながら、なぜ僕がブラック企業と呼ばれる劣悪な労働環境を提供する会社に捕まってしまったのか、その経緯をお話しすることにいたします。

maloneの自己紹介

神奈川県川崎市、多摩川を堺に東京都と隣り合わせる良くも悪くも平凡な街で生を受け、すくすく育ったmaloneは来月で24歳を迎える新卒2年目の社会人です。3歳の頃からサッカーや水泳といったスポーツをして学校ではいつも同級生と戯れたり喧嘩したりと、破天荒な性格で両親を困らせておりました(汗)。

趣味は色々とありますが、中でもサッカー観戦と音楽鑑賞は生き甲斐とまでいうべきルーティンです。特に好きなのは、イングリッシュプレミアリーグ(EPL)と90年代ブリットポップ(Oasis派)。なのに渡英経験はありません(笑)。いつか行ってみたいなあ…。

知らん人にはなんのこっちゃといった話はさておき。時は2020年、巷ではやれ幾年ぶりの東京オリンピックが開催されるだの、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件といった20世紀を震撼させた大事件から25年の時が経っただの、Z世代の僕にはいまいち実感湧かないような話題で溢れかえっておりました。

しかし、そんな世間の喧騒は突然のパンデミックにより静寂を極めました。そう、新型コロナウイルスの感染拡大です。熾烈な受験戦争(公募制推薦でしたが悪しからず)に打ち勝ち、都内の名門「上智大学」に入学が決まっていた筆者の浮かれ切った心に冷や水を差すようにして飛び込んできたこのニュースは、高校卒業式の簡略化、大学の入構制限といった形で僕の実生活にも影を落としました。

大学入学後の2年間は地獄でした。四六時中座りっぱなしで机上のPCに齧りつき、ビデオ会議形式ないしは動画で配信されてくる授業をひたすら視聴しながら、物理的に実施が困難となったテストの代わりに何千何万といった文字数のレポートを狂ったように作成する毎日。外出を制限され、日夜同じことを繰り返す毎日は刑務所の囚人と何が違うものかと嘆いたものです…。

人々がCOVIDの脅威にも慣れを感じ始めた2023年、大学は徐々に学生の登校を受け入れる体制を整え、ついには初めて憧れの大学の門扉を潜ることが叶いました。幾度も思い描いた夢のキャンパスライフを歩み始めることがようやくできるのかと胸を高鳴らせていたmaloneは、ここであることに気がつきます。

あれ、僕って友達いなくない…?

新時代の人間関係構築を怠った者の末路

コロナウイルスにより断絶された人々。そのような状況下でしぶとく生き残り、リレーションシップの再構築を図ろうと、その最前線にいたのは、もしかしたら我々Z世代だったかもしれません。

というのも、インターネットとグローバリゼーションの成長著しい現代においては、SNSと呼ばれる非常に強力なツールが存在します。日夜進化を続けるSNSの目まぐるしい変化に振り落とされることなく適応を続ける若者たちは、コロナにより対面の人間関係構築が難しいと判断するや、ハッシュタグと呼ばれる機能に代表される検索ツールにより「#春から〇〇」という具合に、〇〇の部分に自身の入学先・入社先などを入力することで、同時期に同じ新天地で、新生活を控える者同士を互いに探し合い、非対面でのやり取りを通じて関係構築をしようと努力していたのです。まさに現代版の「この指とまれ」といったところでしょうか…!

筆者も彼らと同じように今日のデジタル社会を代表するZ世代の仲間ですが、正直なところ、当時はこのような潮流に否定的な考えを示していました。世間では「バカッター」という造語に始まり、SNSの不適切利用がきっかけで他人への迷惑を顧みず、人生を棒にふる愚か者の話題で持ちきりでした。そのような背景から、なんとなく感じていたSNSの忌避感により僕は非対面による友達探しなどしておらず、むしろ「はっ、くだらないね」と斜に構えた態度で静観を貫いていたのです。

結論から言って、この時の僕の判断は今思い返すと大きな間違いでした。

気づいた時には全てが終わっていた

大学3年次、ようやく登校が解禁された頃に友達がいなかったmaloneは、当然ながら一人で夢の大学の門扉を潜りました。「友達はこれから作れば良い」「きっと皆んなも初めて会う学友ばかりでどうしていいか分からないはずだ」「まずは今日の講義で隣り合った人に声をかけてみようかな」なんて、浮かれてのぼせ上がった脳みそで机上のシミュレーションを繰り返しながら辿り着いた教室を包んでいたのは、キラキラとした大学生の「陽」のオーラ。そして、僕のようにひとりで過ごしている者などおらず、誰もが学友との初対面に心躍らせ、他愛ない話に花を咲かせていました。

「〇〇ちゃんオンラインで見た時より可愛い〜」「〇〇くんってそんなに背が高かったの!?」などなど。皆がとっくに互いを見知り、友人として認知していたのです。SNSというツールの強力さ、そして大学における接点作りを怠ってきた自身の行動からは目を背け、昼食や講義の合間のタイミングを迎えるたびに「こんなはずではなかった」と独り言ちたものです。

悲しいかな、僕に挽回のチャンスが訪れることはありませんでした。それは他の皆がすでに友達グループを形成してしまっていては、友達が作りたくてもできないじゃないかという弱気な理由ではありません。大学3年ともなれば大半の必要単位は取り切っているので、そもそも登校の機会が今後限られていること、そして何より、就職活動という人生の一大イベントを前に、友達作りへ現を抜かしている場合ではなかったからです。

大学入学前は趣味のサッカーや音楽の知識を生かして、運動部や音楽同好会のようなサークルにも入ってみたり、なければ自分で主催してみたいとも考えていたのですが、そのようなやる気や気力などはすっかり消え失せてしまっていました。そう、僕はこの時点ですでに「終わりの始まり」を迎えていたのかもしれませんが、当時はそのことなど知る由もなかったのです。

ボッチは就活における特大ハンデ

先に申し上げておきますと、一人で居ること、要するに「ボッチ」は別に誰の迷惑でもありませんし、悪いことではありません。実際、僕は一人の時間をこよなく愛しておりますし、その事自体によって惨めさを感じたことはありません。

問題なのは、所謂「ボッチ」というのは受験・就活始め、しばしば団体戦と形容されるイベントにおいては致命的なほどに不利だという事です。

ネットワークの飛躍的な発展があらゆる産業・文化などに影響を与えている現代において、就活も御多分に洩れず「情報戦」の側面があります。自己分析、業界・企業研究、インターンシップやボランティアへの参加など、これらは全て自分が何をやりたいか、成すべきか、何が得意か、好きか、面白いと感じるか、長く続けていけそうか、その他諸々を多角的視点から深掘りし、知るための作業です。とはいえ、一人ひとりの人間に与えられた時間は平等に一日24時間、これは不変です。であるならば、友人・知人・家族・先輩など、誰かの24時間と情報を共有し、より多角的な視点から、より多くの情報を得ようと努力するのが賢明だと思いませんか?

残念ながら「ボッチ」にはこれが叶いません。最悪のパターンは、就活において何をどうすべきか分からない、もっというと「何が分からないのか分からない」という状態が解消されず、ドツボにハマることで立ち往生し、皆が一日も早く動き始めようとしているところ、自分は同じ場所で足踏みを続けているという漠然とした焦燥感に駆られ、ますます当惑し、周囲との差が如実に広がっていくという「負のスパイラル」から抜け出せなくなること。大学卒業を直前に控えていてもなお進路が決められなかった当時のmaloneは、正にこの状況に陥っていたのです。

誤解のないよう重ねて申し上げますが、友達がいないことは決して悪いことではありません。しかし、友達がいないことに不便を感じていたにもかかわらず、その状況を改善しようともせず、コロナウイルスの蔓延を言い訳にして現状に甘んじ、勉強ばかりしていることで自身を正当化してきた当時の僕のような人間は、所謂「ガクチカ」と呼ばれる学生時代の特筆事項が空欄になります。これは就職活動における事実上の「敗北宣言」を意味するのです…。

まとめ

さて、今回は第1弾としてブラック企業就職前、maloneの大学時代編をお送りしました。まだ詳細を語ったわけではございませんが、皆さんなんとなく僕がブラックに捕まった理由を垣間見ることができたのではないでしょうか(笑)。

誤解のないよう伝えておきますと、僕は確かに大学時代の友人関係という意味では縁に恵まれませんでしたが、コロナウイルスのおかげともいうべきか、高校時代の友人関係が現在まで継続しています。仕事終わりに通話を繋げてビデオゲームに興じたり、BBQや登山に行ったり、夏フェスへ参戦したり地方へ繰り出して温泉を巡ったりなど、健全な交友関係を築けておりますので、くれぐれも今後「maloneは友達のいない可哀想なやつだから、仕方なく応援してやろうかな」と哀れみの視線を向けるようなことはしないでください…。

冗談はさておき、初回なので筆に力が入ってしまいましたが、今回はこれにて終了といたします。次回は大学卒業〜ブラック企業就職編を題材にお話ししたいと考えておりますので、是非ご一読くださいますと幸いです。それでは、引き続きよろしくお願いいたします!

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